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2010年7月31日

コールドブートに失敗

 最近、うちの自作PC(E8400,P35)がコールドブートに失敗しまくりです。
 BIOSがあがりWinXPのロゴが見え数回インジケーターが廻ると、ふっと画面が消えブラックアウトが続き、しばらくするとまたBIOSからロードが始まります。面倒くさいのでしばらく別のことを放っておくと「あ、起動が終わってる」みたいな。暖まってからの再起動には問題なし。
 
 夏だから?部屋の暑さ?
 電源がへたった?
 マザーがへたった?
 OSのどっかが壊れてる?
 
 昔、自作PCに凝ってた頃は、サブ機や予備パーツがあったので、疑わしいパーツと換えて原因を切り分けたりできたのですが、今はこの1機以外はMacしかなく予備パーツもありません。治るかどうか分からないのに、OS再インストールするのも面倒くさいし。
 
 というわけで大事なデータが取り戻せなくなるようなことが来る前に、そろそろ新しいPCを組み立てようかなって考えています。今なら6コアかなとか、いい加減この380W電源は捨てようとか、折角だからSSDや2TBのHDDも導入したいしな、とかパーツ代の勘定を始めるとあっという間に予算が・・・・。
 旅費が掛かったし、他に欲しいものもあるし、やっぱり車がない生活は不便だと嫁がアピールしてくるし、でしばらく出費は控えようと思ってたのですが。
 
 どうしようかな。

2010年7月23日

ブリュッセルの軍事歴史博物館


- 日本に帰国しました。
- これはブリュッセルでの最終日の出来事です。
 
 ここはサンカントネール公園、自分が行った時はたまたま警察の騎馬隊が行進の定例行事か練習を行っていました。
 結構な騎馬数です、1,000頭はいなかったですが100頭以上はいたはずです。
 どんだけアバウトな数え方なんでしょう。
 
 

 今日はブリュッセルで最も行きたかった場所です。
 昨日は月曜日なのでお休みだったはずなので、今日の訪問となりました。
 そこはベルギーの王立軍事歴史博物館であります。
 

 ジェームズ・ボンド? デューク東郷?
 「CAMP → VOGELSANG KAMP」
 この時点では何の意味か分かっていませんが、何かの企画展をやっているんだろうと当たりをつけて、中に入ります。

 
 

 実は入場無料。
 ベルギー王国、太っ腹です。
 そして中は広大なスペースです。
 


 ベルギーはアフリカのコンゴを植民地にしていたことがあります。
 その時の記念オブジェか何かなんでしょう。
 そして先に進んだ企画展スペースでは、そのコンゴの植民地時代に関する企画展が開かれていました。
 かつてベルギーは、コンゴを植民地化したことでこれだけ近代化に貢献したんだよ、特に政治と軍事面で、って語りかけているかのような展示構成でした。この博物館、英語のキャプションがほとんどと言ってもいいほど存在しないので、自分の見たもので全てを想像、そして判断していくことになります。 
 僕のように勘違いしやすいタイプもいるので、これはとっても危険なことだと思うんだけどな。

 日本もこのコンゴ関連で、何らかの関わりがあったようです。
 水筒には「治文林小」と大きく彫られていました。多分、右から読むんだと思います。
 
 


 こちらはBIZUTHさんという1940年頃の欧州戦線を取材した従軍記者兼挿絵画家と思われる方の展示スペース。ここで掲載する写真以外に全部で30枚くらいの挿絵が展示されているのですが、その全ての挿絵においてとにかく彼の画力の確かさに驚きます。戦場の一コマを、それもどちらかというと一兵卒の視点で1940年5月10日から28日までの出来事をひとつのスターリーラインで描いたこの画集はかなり見ごたえがありました。
 思わず全てを写真に収めてしまいました。
 
 


 かわいらしい人形で構成された戦場ジオラマ。
 古代の戦いから、近代の戦場まで再現されています。三国志や関ヶ原すらも。
 上で紹介した漫画や有名なTINTINも含め、ベルギー人は人物を可愛くくデフォルメした形状にして物事を眺める民族なのかな、と勝手に想像してみたり。
 
 
 




 
 こういったマネキンのジオラマも豊富です。
 第2次世界大戦ものが中心でした。
 特に当時のドイツ軍の制服なんかが豊富に揃っていて、むしろ連合軍ゆかりものが少ないくらい。Wikiで調べたらWW2当時のベルギー軍は、ドイツ軍の攻勢の前にあっという間に占領されて降伏、連合軍が解放するまでは表舞台には出てこれなかったみたいです。どちらかと言うと当時のアンチ・ドイツの連合軍側陣営とおぼしき歴史なのですが、なぜか史料はドイツ側に立ったものが多い印象(載せた写真は連合軍側が多いですね)。
 
 

 ドイツのヒトラー、ソ連のスターリン、イタリアのムッソリーニのマスク像です。
 そう言えば、その後に寄った館内書店に並んでいたWW2を子供向けに写真と漫画で解説したフランス語のムック本では、この3人と一緒に昭和天皇の写真が同じページに同じ大きさで掲載されていました。おいおいそれは違うんじゃないのか、と突っ込みたい気持ちがありますが。
 





 こういった展示物も。
 特に「触るな」と書いてあるような掲示板はありません。
 本当に触ってほしくないものだけに「触るな」という掲示がありました。
 この国、あるいは来訪者のモラルの高さが分かります。
 
 ちなみにお台場にあるトヨタの巨大展示ショールームのLexusコーナーでは、中国語で何らか注意を促す立て札がボンネットの上に置かれています(今もあるか知らんです)。
 そこには日本語の併記がないので、トヨタがどんなことを注意喚起したかったのかは分かりません。しかし中国から来られたお客様だけにお知らせしたい大事な注意があるんだと思います。
 
 
 

 次はAVIATIONのコーナーへ。
 凄いらしいとはいろんな人の旅ブログで見て知ってはいたのですが、これほど凄いとは。
 これで無料?
 

 これは退役したF-4でしょう。
 

 スターファイターかな。
 

 これってフロッガーですよね。
 退役機とは言え、旧東側の航空機をこんな間近で見たの初めてです。
 


 生ハインドです。
 頭の中には「チャラリラン♫」って、OFPのBGMが奏でられています。
 





 詳しくないので、よく分かりませんが。
 

 これはSaabのドラケンでしょう。
 今はまだ公開準備中、という感じ。
 

 すでにF-16ですら博物館行き。
 もうそんな時代ですか。
 
 
 昼食時は職員がお昼をとるため、いくつかの展示スペースが閉鎖されます。
 なので退館するか、格納庫内にある食堂で食べて時間を潰すことになります。


 ハンターって書いてあったかなぁ。
 操縦席の中に乗り込めます。
 いい年してる僕ですが、臆面もなく座ってみました。想像してたよりは狭くない。

 食堂前のこのハンターのコクピットは、子供達にも大人気。
 ひっきりなしに子供達が乗り込んでいきます。
 それを見て、親達が写真を撮ったり。
 写真のこの男の子、僕にとても愛想良いポーズを取ったりと、自分もご飯を食べながらずっと観察してたのですが、ちょっと複雑な家庭事情なのだろうと見受けました。でも彼が振りまく元気さだったり、周囲の人達への気の使い方ぶりを見てると、ちょっとジーンときました。
 
 

 戦車の展示スペース。
 時間帯が悪かったのか、ロープが張られていて付近まで近寄ることが出来ませんでした。
 他の人のブログを見てると本来は近接して観察できるようなのですが。
 

 中世の甲冑も豊富に展示。
 貴族の決闘作法を紹介するビデオなんかも流れていました。
 
 

 ベルギー軍は朝鮮戦争にも従軍していました。
 どういうストーリーかまでは分かりませんが、多分そんなベルギー軍をテーマにした映画かTVドラマの宣伝ポスター。
 ちなみにサブタイトルには「THE BELGIAN LEGACY」と書かれています。
 キャッチコピーには「They are the living history of a forgotten War」。
 2000年頃の作品みたいです。
 
 

 冒頭の方で紹介した007だかデューク東郷風のあの垂れ幕ですが、ベルギー軍の活動を紹介するモノクローム写真集のことのようです。ここにサンプル本が置かれていました。何語で書かれているのか分からんので自信ないですが、VOGELSANGってのはドイツ陸軍との合同訓練キャンプの場所っぽい。
 
 

 本当はもう一ヶ所、廻りたいところがあったのですが、王立軍事歴史博物館が見ごたえがありすぎて(昼食込みですが4時間以上も滞在してた)、ホテルに預けた荷物を回収してブリュッセル空港に向かいました。
 
 そんなこんなで帰国。
 無事に帰ってこれました。

2010年7月20日

ブリュッセルにて。


 今日はブリュッセルに連泊です。
 大通りに面した部屋だったので、とてもうるさい。
 昨日から今日にかけていろいろ感じるのですが、この町は日本人に少し意地悪。
 さて、荷物をホテルに置いて、散策開始。

 

 手始めに市内交通の一日乗車券を買い求めて、目の前に止まったトラム(路面電車)の運転手に話しかけると
 「一日乗車券を売ってくれ」
 「悪いね。一回券しか売ってないんだ」
 地下鉄の駅なら売ってるだろうと、駅まで歩いて券売機に行きました。
 
 確かに一日乗車券は売ってるんだけど、こっちで通用する(世界的ではない)謎のカードかコインでのみ購入できるようで、手持ちのお札やクレジットカードでは購入できませんでした。
 

 仕方ないのでまた歩いて散策。そのうち硬貨も揃うことでしょう。
 いろいろ思ったけど、こっちで生活するにはお札と硬貨の利用方法をシビアに考えた方がいいです。とにかく硬貨はたくさん持った方がいい。でもだからと言ってむやみにお札を出すのも好ましくありません。
 1ユーロ硬貨10枚、10ユーロ札一枚、金銭的価値は同じでも、硬貨とお札が持つ価値というか機能は、必ずしも等しくはないと思ったのが、今日の結論。
 

 屋台で1kg3.5ユーロで売ってるリンゴ、1個で買うと1ユーロでした。
 ちゃんと値段を聞いてから買うのを決めるか、ちゃんと値切らないとダメですね。
 ともあれユーロ硬貨を手に入れたのでよしとします。
 

 グラン・プラスの広場。
 



 ベルギーと言えば、ワッフルとチョコレートですね。
 下は有名なGODIVAの直営店。
 ワッフルは、おやつに食べに来ることにしましょう。
 

 何でか知りませんが、世界的に有名な「小便小僧」の像(写真の左上)。
 ションベンコゾウでは変換できません。
 正しくはショウベンコゾウ。
 

 モン・デ・ザールの庭園。
 向こうには騎馬像、その向こうには市庁舎の塔が見えます。
 この3つ、微妙に一直線ではなくて、惜しい。
 僕の中で インカ帝国 > ベルギー人 が確定した日。
 

 誰か分かりませんが、有名な人なんだと思います。
 わざわざ調べる気にもなりませんでしたが、外国人に上野公園に連れていって、西郷さんの銅像を見せても微妙な顔をされるのと同じ感覚だと思います。
 

 では別角度で。
 
 
 

 今度はアップで。
 
 

 さらにアップで。
 しつこいのでもうやめます。
 
 


 この辺はやけに軍隊がたむろしています。
 何かが始まるんでしょうか。
 クーデター?

 びびった私、兵士が見ている時は彫像を撮ってる振りして撮ってみたり。

 でもみんな普通にマラソンしてます。
 多分、日常のよくある光景のよう。
 

 公園で鉄の玉投げに興じる人達。

 しはらく眺めてましたが、ルールがよく分かりませんでした。
 でも長老格の人が定規を使って測ってるくらいだから、かなり厳密な勝利判定基準のはず。

 テニスボールくらいの大きさ。
 持ってみたけど、見た目ほど重くないです。
 砲丸投げの玉の流用でないことは確か。
 

 ベルギーの地下鉄5号線に乗って、
 

 決死の車内撮影に成功。
 ここはもとから西側なのであまり気にかけませんでしたが、3年前に東欧に行った乗った時は、なるべくレンズ人に向けないようにして撮るか、こっそり撮ってました。
 

 今頃、昼飯。
 適当なレストランに入って、適当に注文したらお箸が出てきました。
 
 箸が出てきてのは、きっと僕が東洋人だと思って用意してくれてたんだよね。
 気の利くお店だね、でも箸の置く位置はそこじゃないよ、向きも違うし。
 「韓」という字が箸面に書かれているけど、実は僕は日本人なんだ。
 でも気にしてないよ、そりゃアジア中の箸を用意するなんて無理だよね。
 

 これ僕の国では「春巻き」って言うんだけど。
 それにその向こうの牛肉炒め・・・・ここベルギーだよね?
 どうしてライスがあるの???
 
 と思ってよくよく眺め回すと「Restaurant Vietnamn」と窓に書かれてます。
 全く気がつきませんでした。
 でも野菜豊富な料理で、むしろちょうど良かった。
 そして美味かったです。
 今回の旅で一番、美味い食事だったも。
 
 

 今日は月曜日でほとんどの美術館、博物館は定休日です。
 毎度到着してから気がつくのですが、一週間来るなら「月曜日到着、月曜日出発」にすべきです。今回は航空券の都合でできなかったけど。
 そんなわけで地下鉄に乗ってフラフラと宛てのない旅に出ます。
 

 なんだかんだ終点まで来てしまいました。
 ERASMEという駅。
 

 駅前は病院のようです。
 あまり興味深いものはありません。
 

 こっちにきてスーパーでSPAとい名のミネラルウォーターばかり買ってるのですが、今回はアクエリアスのGREEN SPLASH味を買ってみました。
 洋梨の味です。ちょっと日本人的には微妙かも。
 
 ですがこのドリンクを買った時のスーパーで出会ったレジの女の子、めちゃくちゃ可愛かったです。勇気を出して、写真を撮らせてもらえば良かった。俺のバカ、バカ、バカ。後悔は後でしたって遅いって学生時代に学んだじゃないのよ。
 
 というか、こっちの白人の女の子、とても可愛い人が多いです。
 オランダはゲルマン系で、ベルギーはフランス系。
 明らかに顔つきが違います。
 オー! フランソワーズ!!って言いたくなる感じ。
 この気持ち、分かってもらえますか?
 
 

 近くで火事があったようです。
 万国、消防車は赤色のようで。
 

 またまた適当にトラムに乗って宛てのない旅路へ。


 そして気ままに途中下車。
 奇麗な公園が見えたので。
 

 ここでも例の鉄の玉投げ。
 こんな小さな頃からの英才教育。
 鉄の玉投げ界の石川遼君なるか。
 (今時はタイガーウッズに準えるのは適切ではありませんから)
 


 そろそろ中央へ。
 ベルギーの南駅。
 これはドイツのICEです。
 これに乗ってきた人は車内50度を体験したんでしょうか。
 
  



 さらに散策。
 ベルギーは移民の街であることを実感。
 ジュ・ド・バル広場は、明日お祭りが開かれるようです。
 でも明日は日本に帰る日なんだよな。
 

 観光客向け貸し自転車と思いきや、契約制の貸自転車のようです。
 こういう試みは面白いですね。
 
 

「ヒト・ト・シテ」
 これは意図された落書きなのか、それとも偶然なのか?
 そして地面に置かれたゴミ袋。
 ともかく頭の中に海援隊の歌が流れてます。
 

 スケートボードや自転車でのアクロバットに少年達が勤しむ公園がありました。
 うまいなぁ、と思ってたら少年じゃなかったよ。
 俺とたいして年齢が変わらんヤツもいた。
 確かにそこにいた。
 
 

 ブリュッセルを歩いてて思うのは「Royal」と名のつくお店の多いこと、多いこと。
 ここはRoyalと名のつくDogShop。
 王家と関わりの深い犬のお店なのかな?
 Royalと言うと、つい皇室御用達なキーワードか浮かんでしまいます。
 きっとここは格式高いペットショップなのでしょう。
 
 そう言えば、今自分が泊まってるホテルも「Royal」と言います。
 一泊、49ユーロ。
 
 
 

 やっとワッフルにありつけたよ。
 おばちゃん、愛想がなさ過ぎだぜ。
 
 
 明日はいよいよ空港に行って、帰国です。
 とは言えこっち時間で18時からのフライトなので、午後の早い時間まで観光の続きです。
 日記の続きは、日本に着いてから。
 
 ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

2010年7月19日

デルフトから


 Bed & Breakfast Soul Innでの朝食。
 自家製の焼き立てパンでした。
 その後の僕の見立てによると、二つの家族で運営していて、午前中の当番が英語組で、午後の当番がオランダ語かドイツ語組っぽい。きっと兄弟とか同族なんでしょうね。
 


 今日は荷物をホテルに預けて、夕方までデルフト観光です。
 なおホテルの周辺はこういう感じ。
 素敵な家並みが続きます。
 というか、何でこんなところにホテルがあるの?
 

 今日は日曜日なので教会ではミサが開かれているようです。
 奇麗な 賛美歌が聞こえてきます。
 

 きっとこの町に縁がある英雄の鎮魂碑なんでしょう。
 '45~'50と言うと、WW2の後ですよね。
 


 小道とか歩くと、RPGの世界さながらの光景が広がります。

 

 実は予想より早くデジカメのバッテリーが消耗してしまい、ホテルに戻って充電させてもらいました。その間、写真が撮れないので美術館でも行って時間を潰そうと、プリンセンホフ美術館へ。ここはオランダの始祖、オレンジ公ウイレム1世が斃れた場所であり、今はその偉業を讃える美術館のようです。結構、見応えがあってあっという間に一時間が過ぎました。
 

 しばらくデルフトの街を歩きます。
 途中で見つけた不思議なポスターが貼られた普通の一般住宅の窓。
 右の窓には北朝鮮軍とおぼしき兵隊の行進。
 左の窓にはサッカーボール、そして金正日のセリフが
 「Go,North Korea!」
 


 デルフトも運河の町です。
 


 デルフトに立ち寄る理由はこれです。
 オランダの軍事系の博物館は、ここデルフトにあるからです。
 入り口には軍用仕様のMoto Guzz。
 


 最初はローマ時代、次に中世の武具が展示されています。
 いろいろ巡ってて何となく感じたのは、オランダは歴史が新しいのかな、といいうこと。
 日本で言えばだいたい室町時代にあたる年代くらいから、いろんな史料が充実しています。
 


 これまたFFとかのゲームに出てきそうな武器。
 写真には全部収めきれませんでしたが、収蔵数が半端ないです、この博物館。
 

 ライフルの弾の断面。
 うすうすそうじゃないかなと思ってたけど、構造が分かってちょっと嬉しい。
 


 コサック兵に返り討ちに遭った時のジオラマみたいです。
 下は機関銃ですかね。MINIMIの先祖みたいなものかしら。
 




 この博物館は、マネキンを使った紹介のセット数もかなり充実してます。
 今まで見た中では(と言ってもそんなにたくさんあるわけではないですが)一番多いかも。
 




 日本の戦車も、当時のレーダーも、シャーマンだかバットンだか名前が分かりませんがアメリカの戦車もあります。
 映画やゲームの中では、そんなに大きく感じなかったシャーマン戦車ですが、実物は想像より大きかったです。
 


 こちらはセンチュリオンとかいう名前の戦車。
 さっきのアメリカの戦車より、もっとでかいです。
 

 ソ連のT55戦車の断面解剖モデル。
 運転手さん、かなり体を屈めなければならなかったことがよく分かるようになっています。
 

 この辺はOFPでよく見た兵器ですねぇ。
 とても懐かしいです。
 


 装甲車です。
 でもシルエット的にBMPではなさそうでした。
 

 アフガン派遣時のモデル。
 

 館内には喫茶室と庭があって、買ったものをその庭で食べてもいいようです。
 ビールとパニーニとパイ、その向こうには兵員輸送車。
 

 「All, Disembark」
 という声が聞こえてきそうです。
 
 

 デルフトのマルクト広場。
 日曜日だからか、市場が開かれています。
 


 偶然とれた鳥の群れが去っていくショットと猫のお昼寝。
 


 先日食べた生の魚は、Hering(ニシン)だったようです。
 僕もオランダ人の真似して、しっぽをつまんだまま腕を大きく上げて、天から食べるように食べてみました。
 
 

 デルフトを出て、ベルギーのブリュッセルを目指します。
 


 一度、ロッテルダムで後からやってくるブリュッセル行き国際列車を待ちます。
 


 国際列車は、先頭に機関車のついた編成でした。
 空調が弱めで、車内は偉く暑かった。
 そして香水の臭いこと、臭いこと。
 おまえらつけ過ぎなんだよ、風呂に入れよ、と言いたい気持ちを堪えて2時間の旅。
 



 予約したホテルのあるブリュッセルの北駅で降ります。
 ベルギーに入ると、町並みがかなり変わります。
 荒廃したままの建物、散らかった路上、人並みの顔ぶれもだいぶ異なります。
 想像していたベルギー=チョコ、ワッフルのイメージと全く違う。
 マドリッド、バルセロナより雰囲気が怖いよ、ここ。
 

 本日の夕食。
 日本から持ってきたインスタント日本食とお茶のペットボトル。
 ホームシックにかからないように、昔からの自分なりの海外旅行の知恵。
 
 明日はブリュッセル観光です。 

2010年7月18日

デン・ハーグにて


 アムステルダムを出て約3~40分ちょいで、デン・ハーグに到着します。
 アメリカ最大の都市はニューヨークだけど実際のアメリカとしての首都機能はワシントンD.C.にあるように、オランダではアムステルダムではなくここデン・ハーグになります。
 そんなことはさておき、衣服やPCなど持ち歩く必要のない荷物が入ったカバンを、コインロッカーに放り込み、デイ・パック一つの身軽さになってハーグ観光です。

 

 到着した時は雨でした。
 トラムやバスといった市内交通の一日フリー券の買える場所が分からず、まごまご。
 アムステルダムでは車内で買えたのですが、ハーグでは駅の売り場に行かないと買えません。
 

 マップを見て行きたい所の当たりをつけてトラムに乗り込み、降りてみると快晴。
 

 騎士の広場と言ったかな。
 国会議事堂前広場らしいです。
 

 ハーグで行きたかったところの一つ目「監獄博物館」。
 牢屋だけでなく、拷問器具とかヨーロッパ人の歴史上の負の部分を公開しているようで、興味津々。RPGゲームの中でしか、見たことないもんね。
 しかし行って初めて知ったのですが、実は予約制。
 ガイドブックには微妙な書き方しかしてないので、気がつきませんでしたよ。
 というわけで断念して、次に向かいます。
 

 次はマウリッツハイス美術館です。
 オランダの画家と言えばレンブラントとフェルメール。僕のような「ギャラリーフェイク」だけで聞きかじった美術ニワカでも知る著名な画家ですが、ここの美術館にはあのフェルメールの「真珠の耳飾の少女」が常設展示されています。
 そしてレンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」も。
 やっぱこの二人の絵と隣の作家の作品と比べると、やっぱりちょっと違います。他の画家だと微妙にデッサンや陰の掛かり方がおかしかったりするのに気がつくのですが、この人達の作品は狂いがないし、ちょっとオーラが出てますもん。レンブラントが描いた誰かさんの肖像画には、近づいてよく見ると肌のニキビ跡とか毛穴までが丁寧に描かれてました。
 

 隣の広場では多分、砂で作った彫刻が展示されていました。
 これはフェルメールの「牛乳を注ぐ女」がモチーフだそうです。
 似てねぇ。
 

 次はトラムに乗っていける近くのリゾート地、Scheveningen(スヘフェニンゲン)に向かいます。
 


 本当にリゾート地という感じです。
 海は北海なので、ちょっと冷たいです。
 舐めてみましたが、塩辛さは日本の海と同じ。
 

 このリゾート地はヌーディストのビーチとして有名、なんてガイドブックに描いてあるものだから期待して行くわけですけれど、でもカメラを持ち込むとやばいかなと思ってカバンにしまって砂浜を歩くわけですが、砂浜にはヌーディストどころか水着のお姉さんすらいません。
 夏の日本海、という感じ。
 
 他にもカメラを構えている人もいたし、じゃいいかと思って撮影再開。
 すると騎馬警官(二人とも女性)がこっちに気がついて近くにやってきました。
 
 (やべぇ、怒られっかな)
「Hello!」すたすた・・・
 というわけで怒られるわけでもなく、そのまま去っていきました。
 でもその馬達がした糞が路上に転がっていて、危うく踏みつけそうになりましたよ。
 

 このリゾート地、Scheveningen(スヘフェニンゲン)ですが、実際には「スケベ人間」と発音した方が通じるのだそうです。と言ってもトラムの自動音声の女性の発音を聞いた限りでは、そうは聞こえなかったけどな。
 

 突然ですが、K10D+55-300mmのAF-Cの能力をチェック。
 ちゃんとカモメにピントが合っているようです。
 意外にいける、と思いました。
 ピーカンだからかな。
 

 ハーグ国際法廷として知られる、国連の国際司法裁判所「平和宮」です。
 外から眺めるだけ。
 


 せっかく市内交通の一日フリー券を買ったので、少し遠くまで乗り鉄してみるか、と3号線に乗ってみました。
 オランダの干拓地とか田園風景が美しかったのですが、途中で「ひょっとして自分の買った一日フリー券だと、ここら先は別料金になるんじゃないか?」と思ったので慌てて引き返しました。しょっちゅう検札が来るし、見つかると高額な罰金が取られるらしいので。
 
 
 さてそろそろ今日の宿泊地デルフトに行こう、とハーグ中央駅のコインロッカーにしまったカバンを取り出しそうとしました。引換券を機械に挿し込むと自分がしまった箱の扉ではない扉が開きました。
 その瞬間、嫌な予感がしました。
 カバンをしまう時に、操作を間違えて別の扉を閉めてしまったのでは?
 
 もともと自分がしまった箱の扉を開くと、施錠もされてなくパカっと開きました。
 そして中を見るともぬけの殻。入れたはずのカバンは消えていました。
 
 やぱい。誰かに持ってかれてる・・・・。
 
 ここが日本ならともかく、海外でこの手のミスをしたら、まぁまず間違いなくカバンが戻ってくることはないでしょう。
 そのカバンの中にはパスポートや現金やクレジットカードこそいれていませんが、衣服もこのPCもその中です。
 
 半分以上諦めてましたが、ひょっとしたら親切な人が届けてくれているかも、なんて日本人らしい甘い考えが湧いてきて、駅のセキュリティの人に尋ねてみました。必死に知ってる限りの英単語を並べて。
 「俺は2番にいれたんだけど、でも開いたのが8番で、俺の荷物がないんだ!!」
 「What? Sorry?(おまえの言ってる意味が分かんないぜ)」
 
 ようやく意図が通じ、そんなこんなで総勢5人のセキュリティの人達が集まり、「あなたみたいに間違える人がまたににいるのよね」「何か大事なものは入ってる?」みたいな話になった後、方々に連絡を取り合ってくれた結果、
 
 
 

 ありました。
 しかも完全な状態で。
 
 「おまえはラッキーな人間だ」
 「もう間違えるなよ」
 という祝福の言葉をいただき、関わってくれた方ひとりひとりと握手をし感謝を述べて、駅を辞しました。
 I LOVE DEN HAAG!!
 オランダ、治安良過ぎです。
 
 皆さんもコインロッカーに荷物をしまったら、ちゃんと扉と券面のチェックをしましょう。僕はたまたま運が良かっただけです。本田選手が着てたらしいユニフォームと合わせ、今回2度目の幸運劇です。
 
 
 
 
 今日の宿泊地、デルフトに到着。
 

 
 Booking.comを見て、直感的になんか良さそうだと思って予約したホテル。
 まずホテルが駅から遠く、しかも繁華街とは方向が反対の住宅街の中。
 この住宅街がまた家並みが美しくて、気取った雑誌の写真に出てきそうな雰囲気です。
 
 受付では、
 「Can you speak German?」
 と聞かれ、何でドイツ語なんだと思ったら、どうやらドイツ人が運営しているようです。しばらく座ってたらお爺さんが「飲むか?(多分、ドイツ語で)」と言ってビールを出してくれ、さらにもう少し待つと携帯電話を渡され、電話に出てくれ、と言われている様子。恐る恐るサムソン製の携帯電話に出ると、通話口の向こうは英語を話す人。彼に「あなたの部屋の番号は・・番だ。鍵は部屋の中にあるから、じゃ。」と言われ、どうやらこれがチェックインの手続きのようです。これは初めて出会ったスタイルだなぁ。
 
 このホテル、内装がイカシてて、トイレもシャワールームも前衛的な装飾。
 若い時分、週末の出来事をオモイダシマスね。
 Bed & Breakfast Soul Innに部屋の写真とか出てますが、何となく分かってもらえますでしょうか。
 こういう家族経営的なホテルは値段も安いしアットホームな人ばかりで自分は大好きです。今までいいと思ったホテルは、みんなこういったホテルだったなぁ。
 このホテルは新しくて奇麗で、ベッドにほんのりとした香りがあって、朝食もまだ食べてないけどいいパンの香ばしい匂いが漂っていて、いろいろお勧めです。もしハーグかロッテルダムにお泊まりの予定があるなら、ちょうど中間にあるこのデルフトのホテルはいかがですか?
 
 

「近くにレストランはありませんか?」
「目の前だよ」
「Thx」
ってな感じで教えてもらい、目の前にある徒歩数秒のレストランに行きました。

 行ってみるとレストランと言うよりは、総菜屋。
 多分、移民の人が運営しているお店で、メニューも働いている人も南米風味でした。
 お客さんはそうでもなかったけど、僕も相手もお互い英語はカタコトしかできないから、身振り手振りでいろいろコミュニケーションをして面白かったっす。


 
 適当に注文し出来上がりを待つ間、カメラでみんなを撮ったり。写真、渡してあげたかったのですが、PCがないと言うので・・・。
 たまにこういう非言語の出会いがあるんですが、とても楽しいです。
 

 さてホテルに戻って夕食。
 受け取ったビニール袋を手にした瞬間に重さにヤパイと感じましたが、やっぱりすごいボリュームでした。
 「チキン」と漠然と注文したせいで、油で揚げた鶏がまるごと一匹入っていたりとか。
 食べきれなかったです。
 
 
 昼食はマクドナルドでした。
 何気にマック大好きでして、普段でも新しい商品が出たら必ず試す方です。
 
 明日はデルフト観光、そしてブリュッセルに行きます。

2010年7月17日

ライデンとAJAX


 アムステルダムで行きたかった所は一ヶ所を除き、昨日のうちに廻ってしまったので、今日はホテルに荷物を置いて少し離れた町に行くことにしました。
 ガイドブックを見てて気になってたLEIDEN(ライデン)という町で、アムステルダムから電車で30分くらい走った所にあります。

 日本の新幹線で言うMAXやまびこ号みたいな2階建て車両が、こちらでは国内都市間の行き来に使われ、しかも普通運賃で乗れてしまいます。1等車と2等車で値段は違いますが、一部の国際列車は除き、いわゆる特急料金みたいのはありません。
 シートが広々、前後の間隔も広く2等席と言えど満足感は高いです。

 

 LEIDEN駅。
 近代的な建築の駅舎です。
 

 ライデンを尋ねたのは、オランダの代表的な建築物と言ってもいい風車を見てみたかったからです。風車が今のオランダを作ったと言っても過言じゃないかもしれません。


 駅から歩いて5分くらいで、風車の中も見学することが出来ます。

 訪問者ノートがあったので、自分も何か書いてみました。
 他のページも見ると、いくらか日本人も見学に訪れているようです。
 オランダ語っぽい綴りも見えるけど。現地に住んでいるのかな。
 


 しばし散策。
 イチロー発見。
 マネキンも男女ともに無駄に力の入った制作です。
 

 ライデン訪問のもうひとつの目的だった「城塞」は、残念ながら工事中のため秋まで見学が出来ないようです。残念。
 



 さらに散策。
 気分はNHKの「ふれあい町歩き」
 カメラを構えていたら、自転車に乗ったお兄さんが手を振って声を掛けてくれました。
 
 

 ライデンからアムステルダムに戻りました。
 東京駅はこのアムステルダム中央駅をモデルにした、と言われてますが、本当にそのとおりで「あれ、ここ東京駅丸の内口?」って言いたくなるくらいよく似てます。
 

 冒頭に書いたアムステルダムで訪問したかったもう一ヶ所の所に向かいます。
 本来は、中央駅から地下鉄が延びているはずなのですが、ストライキなんだか工事中だからなんだか入り口が閉鎖されていて、少し離れたアムステル駅までバスで行き、そこから地下鉄に乗ります。
 

 きたのはここオランダで最も人気のあるサッカーチームのうちのひとつ、AJAXのスタジアムのアムステルダム・アレナ。別にファンでも何でもないし、誰が所属しているのかも知りませんが、何となく。
 

 練習用グラウンド。
 芝生の密集度がちょっと凄くて、芝の匂いがありえないくらい強く立ちこめています。
 



 帰ってきてから調べたら、52,000人くらい入る開閉式屋根を備えたドーム型スタジアムだそうです。有料ですがスタジアムとAJAX博物館の見学ツアーもあります。
 昔、マドリッドに行った時に、レアルマドリードの見学ツアーに入ったのですが、まぁこんなもんかと思った記憶があるので、今回はパス。
 

 今日の昼食。
 ライデン散策時に適当なレストランに入って、適当に注文したら出てきたのがこれです。
 やっつけ過ぎはしないか?

 こっちが今日の夕食。
 諦めてスーパーでサラダとサンドイッチを買って済ませてしまいました。
 
 明日はハーグとデルフトです。

2010年7月16日

アムステルダムにて


 今日はアムステルダム観光です。
 朝食を食べて、こっそり洗濯したシャツを部屋に干したら出発です。
 最初へ国立美術館に行きました、国内では滅多にというか全く美術館に行くことがない自分ですが、ヨーロッパに行った時くらいは、美術館に行くのです。
 この美術館でのお目当ては、もちろんレンブラントとフェルメール。どちらもオランダ出身の著名な画家です。と行っても漫画「ギャラリーフェイク」で仕入れた知識しかありませんが。
 世界中で有名な画家だけあって、平日だって言うのに館内は観光客でイッバイです。僕が来た時はたいして並んでいませんでしたが、帰る時は結構行列になっていました。
 そしてそのレンブラントの絵ですが、美術素人の僕(中学時代は3/5)でも、その凄さがよく分かりました。隣に並べている他の作家の作品とは明らかに作品のレベルが違うのです。光と陰の使い方が半端ないんでしょうね。

 

 広場で巨大サイズのチェスに興じる地元の人達。
 見物人も集まっています。
 

 こういう自動販売機があって、ハンバーガー等の暖かいジャンクフードがコインで買えるようになっています。
 

 アムステルダムと言ったら、まず運河が有名です。
 街中運河だらけ。
 うちの町の運河は夏はとてもドブ臭いですが、この町の運河は匂いがしません。
 

 広場を歩いていたら、突然に焦げ臭い匂いが立ちこめました。
 どうも若者の自動車がエンコしたらしく、エンジンルームから白煙が上がっていました。
 俺、最近までその車種に乗ってたんだよなぁ。
 

 アムステルダム歴史博物館に行きました。
 初めてその町を訪れた時は、できるかぎりお城か歴史系の博物館に行くようにしています。ここの博物館も、中世から"現代"までのこの町の歴史の史料が展示されています。されているのかな? あまり歴史的価値を感じる展示物が乏しい気がしました。

 その上、娼婦の蝋人形とか有名なゲイが経営するショップを再現した企画展示とか、ちょっとぶっ飛んでいる博物館でした。
 



 ダム広場。
 上は大道芸人のお兄さん。いわゆるジャグラー系。
 真ん中はアムステルダムっ子の洒落た計らいを受けた彫像。
 下はoasisのWonderwallを熱唱する女性デュオ。
  

 雨が降ってきた!と思ったら瞬く間に

 瞬く間に青空が。
 ヨーロッパではこういうことが多いような気がします。
 

 アムステルダムには「飾り窓」と呼ばれる、娼婦の人達があたかもショーウインドーのようになった部屋に入って男性が"品定め"しやすいようにしているエリアがあります。中央駅にも近く、かなり繁華街の中にあります。
 写真を撮ると怖いお兄さんがやってくる、と聞いたので写真は撮りませんでしたが、それを分かりやすく模擬した展示物がさっきのアムステルダム歴史的博物館にありましたので、そこで撮った写真を置くので何となく想像してみてください。

 もちろん本物の方は、この写真のように頭に四角い木枠をはめたりはしてません。でもうっふーんとか腰を動かす動作をしたりとかするわけでもなく、下着姿で単に外を眺めていたり携帯電話で誰かと話をしていたりしました。あまり営業熱心ではないようです。
 
 それともうひとつ有名なのがコーヒーショップ。写真にもちょっと写っていますが、コーヒーショップと言っても珈琲が出る喫茶店ではなく、ソフトドラッグが出てくるお店です。オランダでは少量なら販売と使用が許されるのだとか。お店の前を通るとぷーんと葉巻のような香りが漂っていて、その後に頭がくらくら来たような気がしてきました。
 


 上が昼食、下が夕食です。
 ウェイターに「あなたのお勧めを私に教えてください」と尋ねたら「あなたは何が好きですか」と聞いてきます。質問してるのは俺だ!と言ってやりたいところですが、語学に自信がないので「私はポテトと魚が好きです」と教科書のように答えたら・・・すると出てきたのがこれだったというわけです。
 白飯とみそ汁が恋しくなってきました。

2010年7月15日

フェンローにて


 オランダに入国しました。
 最初に立ち寄ったのはドイツとの国境付近にあるフェンローという小さな町です。南アフリカW杯で大活躍した本田圭佑選手は、オランダ時代にこの町のVVV Venloというクラブチームに所属していました。
 本田選手はVenlo時代、日本人であるにも関わらずキャプテンを務め、一度は2部リーグに落ちたチームを引っ張り1部に昇格させるなど、もはやこの町では英雄的存在になっている、らしいとNHKの特集番組で知りました。
 番組の内容の真偽はさておき、ここで本田選手の足跡を何か感じ取れたらなぁ、というのがわざわざ隣国ドイツのデュッセルドルフに降りてフェンローに寄る理由なのです。

 

 オランダは自転車天国といいますが、まさにその通りで、かなりの多くの人が自転車を漕ぎ、至る所に自転車専用道路があったります。僕も駅前でレンタルサイクルを借りてみました(7.5ユーロ/日。ただし最初に100ユーロを預ける必要があります)。
 

 自転車から降りてオブジェと一緒の写真を撮ろうとしたら、どこからともなくがたいの良いお兄さんがやってきて「俺をとれ」とポーズを取ってくれました。
 そういえばオランダ人男性は、頭を丸めている人の割合が多いです。代表チームのスナイデルとかロッペンとか見てもそうですが、本当に多いのです。
 

 オランダにはVVV(フェーフェーフェー、と読むらしい)という施設があって、いわゆる観光案内所のことらしいです。なのでここの施設はフェンロー観光案内所、ということになるのですが、本田選手が在籍したVVV Venloとの関係はよく分かりません。とりあえずこっちのVVVの人から、市庁舎やスタジアムの場所を聞き出しました。
 

 ここがフェンローの市庁舎と広場。
 VVV Venloが優勝して1部リーグに昇格した際に、優勝パレードでこの広場に街中の人が集まり広場を埋め尽くした映像をテレビで見ました。本田選手がトロフィーを大きく掲げ、市民が「ケシュケー・オンダ!」と連呼したあの映像は、この広場で行われたのだなぁ、と。
 

 ここで昼食。
 オランダは物価が高いので、適当なもので済ませます。
 スタンドバーで買った2ユーロもしないフィッシュバーガー。
 しかも生魚。
 フライとかしてないんです。
 なんかアジみたいな味がしました。
 うん、アジの頭と背骨を取ってパンに挟んだら、きっとこんな味なんだと思う。
 

 さて、VVV Venloのスタジアムへ。
 自転車で駅から10分は掛かるか掛からないかの距離です。
 

 クラブハウス前にあるモニュメント。
 

 ここがVVV Venloのスタンドとピッチ。
 結構狭い。あれれ、という感じです。
 本田選手がCSKAモスクワに渡った時の移籍金8億円も充当して、新スタジアム建設を進めている、とNHKが言ってました。そんなこともあって本田選手はこの町の英雄なんだとか。
 

 クラブハウスのラウンジ前に行くと、20人くらいの市民が並んでいました。
 少なくともゲームが開かれる季節じゃないんだけど、行列を見たらとりあえず並ばずにはいられない性分なわけではないですが、まだまだ時間はあるし自分も並んでみることにしました。
 


 並んでまもなくラウンジのドアが開き、行列客が一気に進入します。
 そして僕も。
 中は VVV Venloの選手が着古したユニフォーム、ジャージやソックス、バック等をファンに放出するバザーだったようです。


 適当にぶらぶらしていると、日本代表のユニフォームを、それも本田選手の名前と背番号18がついたユニフォームを来ている白人の少年を見かけました。
 僕ら日本人だけでなく、この少年にとっても本田選手は英雄だったんだなぁ、と思いました。(感動して手ブレ写真になってしまいました)
 
 さらにバザー会場をぶらぶらして、自分もお土産代わりに何か買おうと物色を始めました。本田選手がモスクワに移籍したのは半年以上前だしさすがにないだろうなぁ、そもそも俺、VVV Venlo時代の背番号を知らないし、なんて思いながら適当に漁っていると、クラブハウスのおばさんが適当にユニフォームをつまみながら
「誰のを探しているの?」と聞いてきました。
「本田のはない?」と俺。
「さすがにないわねぇ(笑)。でもヨシダのはあるかもよ」(吉田選手は現在在籍している日本人DF)
「だよねぇ、じゃ吉田選手のにしようかな(何番だっけ?)」
なんて会話しなが探していたら隣のオジサンが
「これ10番、ホンダのだよ。タグは剥がされているけどな」
と言って、見つけてくれました。
「あら、あなたラッキーボーイだわね!!モスクワに行ってサインをもらってきなさいよ」
「本当に!? 本田が来てたヤツなの?? これいいの!!!????ベリーベリーサンキュー!!」
 


 確か8ユーロと言われたような気がするんですが、別の係の人に10ユーロ札を渡したら「10ユーロ」と書かれた付箋紙が渡されてお釣りが返ってこなかったことから、そういう気持ちの部分を多めに支払うチャリティー的な性格を持ったバザーだったようです。
 これが本当に本田選手本人が来てたユニフォームなのかどうか分かりませんが、あの少年やあのクラブハウスのおばさんに出会ったお陰で、フェンローという町を一生思い出させてくれる大事なアイテムになりました。
 
 この後はユトレヒトに1時間ほど寄って、その後はアムステルダムにたどり着きました。ユトレヒトはあまり思い出に残る出来事も写真もないので割愛します。明日はアムステルダムのレポートです。

2010年7月14日

デュッセルドルフに付きました


 ANAでフランクフルト、Lufthansaに乗ってデュッセルドルフに付きました。
 これはホテルから書いています(ノートPCを持ち歩いているのです)

 デュッセルドルフは日本の企業の駐在員が多いと聞いていましたが、確かに街を歩いていると日本人らしき人をよく見かけます。
 35ユーロ(4,000円くらい)のホテルに泊まっているのですが、安いだけあって部屋にトイレとバスルームがありません。いったん外に出て用を足しに行くことになります。家族経営らしく、じいさんからお孫さんまでよく働いていて、なかなか良い印象です。

 これから朝飯を食べて、オランダに入国します。

2010年7月12日

オランダに行きます。

 前回のエントリーで、ユーロが安いのでオランダかポーランドに行きたい!なんて書きましたが、仕事がとっても暇になってしまったので、13日からオランダに休暇旅行に行くことしました。
 どっちに行こうか迷ったけど、オランダが決勝戦に進んだのを見て、こっちにしようと。あと1
時間くらいで決勝戦のキックオフになるんで結果はすぐに出てしまいますが、もしも優勝したら街中がお祭り騒ぎになるんじゃないかなぁ、そんな場面に出食わせられるのは人生でそうそうない出来事かもしれない、というのが決め手です。
 wifiが繋がるホテルばかり予約したので、ひっょとしたら向こうからブログを更新できるかもです。

2010年7月 6日

ARMA2 Arrowhead 発売


 仕事を終えて帰宅すると、机の上に平べったい小包みの国際郵便が置いてありました。
 中を開けると・・・・。


 中身はARMA2 ArrowheadのDVDでした!

 近々、パソコン大改造をしたいと思っていたので、今回はネット販売ではなくDVDソフトとして購入です。
 イギリスのGAME.co.ukというサイトから注文し、本体が£16.99、送料が£4.95でした。為替手数料を考えずにそのまま日本円にすると2,910円になります。ビバ!円高!!
 
 そんな円高ユーロ安な状況ですから、今年こそヨーロッパ旅行に行きたいですね。
 1ユーロが100円台って、いつぶりくらいのことでしょう。
 オランダかドイツで生のサッカーも見てみたいし、比較的に物価の安そうなポーランドで飲み食いしてくるのも悪くないし、どこに行こうかなぁ。
 ~なんてことを家族に話し、白い目で見られています。