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2009年10月30日

ハンドブレーキみたいなもの



 「人間万事、塞翁が馬」と言いますが、まさに今週はそんな感じの生活でした。
 悪いことと良いことが順々に巡ってきて、精神的にとっても疲れた一週間でした。
 
 さて未だ完成しないSH-60Jですが、ようやくコクピットビューが完成しました。明日はO2PEにインポートしてみます。
 1枚目の写真は、先日の木更津基地の航空祭に地上展示で来てた海自のUH60です。この写真に見える天井から床に向かって伸びる長いレバーですが、そばにいた機長さんらしき方に聞いたら「これは車で言うハンドブレーキみたいなものです」とおっしゃってました。ローターが回らないようにするのか、車輪を止めるのか聞くの忘れましたが、ブレーキを解除する時はこのレバーを前側に押すのだそうです。
 
「写真ではピラーにホースが見えるが、君の作ったコクピットにはホースがないじゃないか」ですって?確かにそうなんですが、UH60にはホースがあるけど、SH60にはホースがないのです。その代わり緊急脱出の時の手順みたいなことが書かれたプレートが貼ってありました。
 こういうのも型式の差なのか、製造年代の違いによるものなのか、僕には分かりません。

2009年10月28日

コレクティブレバー


 左手で掴むレバーを作りました。
 「コレクティブレバー」、名称がこれで正しかったか自信がないのですが、館山の基地で自衛官の方からそう教わった気がします。間違いだらけの僕のブログ、僕の人生、Thisi my lifeですが、このエントリーを書くにあたり一応検索してみたら、記憶はちゃんと正しいものでした。
 そしてその時の自衛官さんから「左側(コパイ席)のレバーは、右側(機長席)より短いのです。緊急脱出の時にレバーに引っ掛かったら困るから」とも教わった気がします。だから僕も教わったとおりに、ちゃんとコパイ側のレバーは短くしておきましたよ!
 でも、何を司るレバーなのか、聞くのを忘れました。上に引っ張るのか、それとも伸ばすのかの使い方も聞きそびれました。あの時に握ってみたような気がしますが、さっぱり思い出せません。気になるので調べてみたら、ローターのピッチ角を変えて揚力を調整するレバーなのだとか。
 
 最後に告白すると、このレバーのテクスチャはSH-60JのものではなくUH-60救難機のものです。写真を見比べてみると、両機で微妙にボタンの位置や印字が異なるようでした(型式ではなく、製造年代のせい?)。たまたま撮れた写真ではUHの方が綺麗で格好良かったのでこっちを採用しましたが、異論が多ければSH60Jのに差し替えます。

2009年10月25日

操縦桿とか


 久しぶりにメタセコとPhotoshopを行ったり来たりし、コクピットモデル用の操縦桿やスロットルレバーを作ってました。
 Gachopinさんの最近の取り組みを見ていると、自分も早く島を作りたいなぁ、と思います。

2009年10月11日

館山航空基地のヘリコプターフェスティバル


 最近、モデル制作をとんとお休みして、写真を撮ったり眺めたり触ったりばかりしています。
 今日11日は、関東では海上自衛隊の下総航空基地と館山航空基地の両方で、イベントが開催されています。何で近傍の基地同士なのに同日開催でイベントを開くのか、不思議さを感じるところはさておき(観艦式の年だから?)、どちらにも行きたかったので、正直とても迷いました。下総の方が体力的にも交通費的にも優しいのですが、長男がなぜか特急さざなみ号の大ファンなので、それを決め手として、今回は南房総周遊切符を買って館山に行くことにしました。


 過去2回ほど館山の基地祭に行ってますが、いずれも雨または雨上がりの日で、テクスチャ作成には悪くないのですが、飛行シーンを撮るには残念な天候でした。しかし、今回は快晴。昨年調達したNikon D300とAF-S 80-200mm F2.8(当然、中古。VRも付いてません)で格好いい写真を撮って来るぜ、と意気込んで特急新宿さざなみ号に乗りました。
 
 長男と二人でJR館山駅で降り、海自が用意するシャトルバスに乗って基地内へ。天候が良いせいか、以前来た時より混んでる気がしました。12時になると飛行展示が始まります。最初は格納庫前でSH-60Kのエンジン始動のシーンを撮ります。というかローターが本気で回り出すと、ものすごい風圧です。息子が風で飛ばされないようにしゃがんで抑えながらファインダーを覗く身勝手な私。これまずいと思って、カメラ集団がいる方に移動しました。
 

 SH-60Kが3機、SH-60Jが3機、UH-60Jの救難2機が離陸すると、どこからか陸自のAH-1Sがやってきてデモンストレーションを始めます。木更津では見せてくれなかったアクロバットな機動の展示飛行が終わった後、今度はそのAH-1Sが降下をはじめ、どんどん我々のいる方にやってきます。そしてほんの20mくらい先の所に着陸しました。またもやローターの風圧で子供を飛ばされないように(というか飛ばされたか逃げてったかで僕のそばからいなくなった)しゃがみながら撮ったのがこの写真。近さがお分かり頂けますでしょうか。
 

 AH-1Sの飛行展示が終わると、さきほど離陸したSH60編隊がフライパスをしていきました。その上で、どこかからかやってきたP-3Cが上空を飛んできました。P-3Cのフライパスを頑張って連写して、一番写りが良かったのがこの写真。焦点距離200mmのレンズでも、結構大写しになって満足度高しです。
 

 その後はUH-60Jの救難機が、高さ2~3mくらいの位置でホバリングしたり、人をロープで釣り上げる訓練展示を行いました。あと消火訓練もしていきました。正確な順番は忘れましたが、SH60がヘリコプターによるジャックナイフを演じたり、単縦陣から斜めに編隊陣形を替えたりなど訓練の質の高さを我々国民の前で見せつけてくれます。頼もしい。僕もSH-60Jモデル作りで頑張ろう。
 

 飛行展示が終わり、ヘリ編隊が戻ってきました。その後、抽選に当たった人達向けの体験搭乗をやってたようです。もちろん前回のような僥倖が再びあるわけでもなく、列車好きの息子のために房総半島の南端を回って、外房線の特急「わかしお」に乗って帰り道に着きました。彼はヘリ編隊の飛行観賞よりも、安房鴨川の海水浴場で生まれて初めて見る波の満ち引きや上総一ノ宮駅での「わかしお」併結とかの方が楽しめたようです。

2009年10月10日

木更津航空祭でヘリに乗りました


 木更津航空祭に行ってきました。
 この駐屯地には、第一ヘリコプター団という陸自の部隊がいらしてて、何でも日本最大の陸自の航空部隊だとか。どこかで何かあったら、ここからヘリで発進して、陸上部隊のいる駐屯地に寄ってピックアップして、事案のあった現地に迅速に連れてくための部隊なんだそうです。多分。あまり詳しくないので、WikiPediaの受け売り。



 最初は式典とか吹奏楽の演奏をやってましたが、11:00頃になるとおもむろにAH-1,UH-60,CH-47,OH-1と政府専用機ヘリなどが20機くらい離陸して編隊飛行してくれました。まるでコッポラの映画みたいです。その上、空挺部隊がロープで降下してくれたり、どこかからか車を吊るして運んできたり、と素晴らしい訓練内容を披露してくれました。
 これだけで見応えのあるデモンストレーションを見せてもらって「木更津まで来た甲斐があったなぁ」と荷物を片付けて帰り道に付きました。実はこの日は妻と息子二人が嫁実家から帰ってくる日でしたので、13:00には切り上げないとならなかったのです。ところが・・・。

 
 生まれて初めてヘリに乗ってしまいました。
 もともとヘリの搭乗券なんか持ってなかったのですが(陸自から招待されるか、応募して抽選で当たるかでないと一般市民は貰えない)、駐屯地を出る手前で地元の名士風のオジサン、いやオジ様が僕を呼び止め。
 「君、ヘリは乗ったかね?」とAsk、俺「いえ(何の用だろか???)」とAnswer。オジ様「それでは、君にこれをやろう。ヘリ搭乗の招待券だ」と言って去っていきました。
 半信半疑でオジ様から頂いた用紙を読むと、大人なら誰が使っても良さそうな内容。氏名・住所とか記入して、部隊の人に渡したらあれよあれよと言う間にCH-47へ案内されました。


 基本的には、ちょっと離陸して東京湾の海ほたるが見える辺りで旋回して駐屯地に戻ってくる約15分の空の旅です。生まれて初めて乗る軍用機それもヘリコプター、本当は早めに帰って家族を迎えに行かなければならなかったのですが、そんなことはCH-47の爆音と共にとうに忘れてしまいました。
 ちなみにCH47には、後ろのカーゴランプから乗り降りするのですが、ローターが作る風、エンジンの排気風が凄まじかったです。強いわ、熱いわ、臭うわで。そして離陸の時のGはほとんど感じず、エレベーターかエスカレーターと似た感じで、固定翼機のようなGではありません、当たり前か。そしてキャビンの中は爆音、というか轟音。耳栓なしでは長時間いられないと思います。自分の正面に座った「オマエラどう見ても不倫だろ」な親子のようなカップルが気になりつつも、15分の空の旅は終りました。

 僕の夢のひとつだった「軍用ヘリに乗せてもらう」は、意外な形で実現しました。
 ありがとう木更津の名前も知らないオジ様。心から感謝します。

2009年10月 3日

東部方面隊司令部 創立50周年記念行事


 埼玉県朝霞市にある陸自の東部方面隊司令部に行ってきました。何でも東部方面隊司令部の創立50周年記念行事があるってことで、この日は基地が一般公開されるからです。
 天気もあまり良くなかったせいかお客さんが少なく、また体験搭乗用のCH47が周遊と往復を繰り返すくらいなので、脚立とバカでかいレンズを抱えたオジサン達も少なかったです。というか空き過ぎてて資料用の撮影がはかどる、捗る。「早く動いてくれないかなぁ」なんて心の中で呟きながら、よくカメラを構えながら目の前に立ってる一般の方が過ぎ去るのを恨めしく待つもんですが、今日に限ってはほとんどなかったです。首都圏最大の基地なのに。




 陸自のVehicleだと真っ先に90式戦車や高機動車とか、いかにも戦場にありそうな車両ばかり頭に思い浮かぶものですが、実際にはいろんな車両があるもんなんですね。図鑑とか全く読まないので、とても新鮮な体験でした。パトリオットミサイルを積んだ車両も来てたのですが、実際はミサイルを発射する車両の他に、レーダー車両、通信車両、射撃管制する車両の他に、電力を作り出す専用の車両が伴走してたりするのを知り、今まで木だけを見て森を見てなかった自分の不明を恥じるわけです。
 
 往路は朝霞駅からバスで行ったのですが、着いたら広報センターなる所までシャトルバスが出てるのを知ったので、復路はそれに飛び乗りました。なので、陸自の広報センターで小一時間ほど見学してきました。AH-1や90戦車が室内に常設展示され、屋外には74戦車とか自走砲なんかも展示されていました。中には海外派遣仕様の車両とかもあったりしました。退役した昔の車両なら分かるんですけど、現役っぽい車両も常設展示されてたので、酷使されて壊れちゃったのかな、なんて思ったりして。広報の方に尋ねてみれば良かったですね。
 
 明日は、早起きできたら木更津の航空祭に行ってみようと思います。では、おやすみなさい。