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2005年8月21日

17年度 富士総合火力演習

 職場の同僚から、陸自の総合火力演習(予行)の招待チケットが回りまわってきました。以前は「休みの日に御殿場まで行ってられるか」と固辞していましたが、今回は週末ニートをやめて家族サービスしようと重い腰を上げてみました。

 しかし御殿場は遠いです。片道3時間以上かかります。さらに御殿場駅からシャトルバスに揺られて30分。ようやく演習場へ到着。到着しても、人人人の人だかり。陸自運営者テントのホワイトボードよると、本日だけで約3万人の人が見学に来たようです。
 総合火力演習というのは2部構成になっていまして、第1部ではvehicleや隊員さんが発射する様々なロケット砲や榴弾の命中精度をデモンストレーションしてくれます。初めて陸自vehicleの発射音を聞きましたが、発射音で僕のTシャツも揺れるほど大きな地鳴りをあげて飛んでいき、命中から数秒遅れて着弾音が聞こえてきます。
 実物のTOWも初めて見ました(TOWじゃなかったかもしれませんが)。本物は随分ゆっくりと飛翔していきます。普段OFPで見慣れているTOWの軌跡とは違うなぁ、と思いました。
 第一部が終了すると軍楽隊さんの演奏が休憩代わりになります。そして演目は第2部へ。第2部では、とある作戦シナリオを想定し、その上で各小隊が有機的に連携して作戦を遂行するというデモンストレーションでした。まず偵察ヘリが敵を発見して、ヘリや走行車両に乗った歩兵がかけつけて部隊を展開し、その後に対戦車ヘリ、戦車や自走砲を投入し、制圧攻撃を仕掛け相手がひるんだ隙に、煙幕弾に隠れた施設科さんが地雷原を切り開いていく・・・みたいな作戦でした。
 恥ずかしいことに、陸自の作戦や運用を全く知らずにキャンペーンを作ってた僕ですが、この日の第2部を見てその一端を垣間見た気がしました。そこには各兵科が各個バラバラに動くOFPミッションのイメージとは、程遠いものがあります。今回のキャンペーンには間に合わないけれど、次のキャンペーンの製作時に活かしたいものです。
 二つのデモンストレーションが終わると会場が開放され、主要vehicleの展示会になります。BOHモデラーさんの資料のお役に立てるかなと、まだビルドされていないvehicleを中心にシャッターを切りまくってきました。MLRSとか野戦テントとか一般には人気のない地雷原処理車とかトラックだとか。写真の構図的には斜めの角度で撮る方が格好良く写りますが、彼らからするとどうやら前後左右とか特に上から見た写真が欲しいんだそうです。でもさすがに身長以上の高さを撮れるはずもなく、ましてや背の高い自走砲なんて・・・。90戦車の上部を撮ってもらえないか、と傍にいた戦車兵の方にお願いしようかと思いましたが、断られそうなので諦めました。
 荷台にミサイルランチャーの付いた高機動車があったので、これは貴重な資料になるかもと意気込んで、助手席やランチャのヒンジ部分だとか、荷台を上から見た写真を撮っていたら自衛官の人に「接写しないでくれ」と怒られました。
 撮ってきた写真については、写りこんだ一般人・自衛官さんに目線処理する作業が面倒なので公開しませんが、参考にしたいという方がいらしたらご連絡ください。